鳥さんをお迎えしたら、できるだけ早く健康診断を!
これは、鳥さんの命を守るためにとても大切なことです。
昨年11月のことですが、オカメインコのミロクが我が家にやって来て4日後に動物病院に連れて行きました。
簡単な視診に、そのう液検査に、検便をしてもらった結果、ミロクの便の中にメガバクテリアがいることが発覚!
さっそくその日から治療が始まったのでした。
メガバクテリア(マクロラブダス)とは?
メガバクテリアとは胃に寄生する真菌(カビ)で、親鳥の便から感染することが多いのだそうです。
もしも早期に発見して治療を行わなかった場合、カビなので発芽して根がはってしまい、完治が困難になるとのこと。
食欲不振や胃腸障害が引き起こされ、胃ガンの原因にもなるなど、命にかかわる危険な菌です。
複数の鳥を飼育しているのであれば感染のリスクがあるので、他の鳥さんとは隔離して、接触を避けなければなりません。
我が家では、住宅の都合上、別の部屋に隔離するわけにもいかなかったので、同じ部屋で、他の鳥さんのケージとは離れたところにミロクのケージを置くことにしました。
感染した鳥を触ったら、他の鳥を触る前に手をきちんと洗うよう、病院で言われました。
また、感染鳥が使ったものは塩素系の消毒剤で消毒するのが良いそうです。
治療方法
ファンギソンという治療薬が処方されて、毎日それを飲み水に溶かして飲ませることになりました。
Step1 まずは1週間投薬
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Step2 1週間後に検便。菌がいなくなっていたらさらに1ヶ月投薬を続行(もしも菌がいた場合は注射による治療を追加)
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Step3 その後1ヶ月投薬を止めても検便で菌が検出されなかったら治療完了。
ミロクの場合、幸いStep2の段階で菌が検出されなくなり、Step3の検便も合格、ということで治療完了と相成りました。
治療が終わる頃にはすっかり食欲旺盛になり、体重も増え始めたので安心しました。
治療を通じて思ったこと
早く発見できたのが何より良かったと思います。
メガバクテリアのように、治療が遅れると重症化のリスクが高い病気もあるので、「新しい鳥さんを迎えたら、すぐに動物病院で健康診断を」というのは、やっぱり鉄則ですね。
ミロクのように、お迎えした時点で見た目は元気だったとしても、実は危険な菌が体の中に潜んでいて、検便などしてもらわないと分からない場合もありますから。
初めて鳥さんを飼う方は、お迎えするタイミングに合わせて、鳥さんを診られる動物病院をあらかじめ探しておくことをオススメします。