鳥との暮らし

オカメインコのごはん

生後7か月のオカメインコのミロクは今、色んなごはんを試しています。

飼い鳥の主食といえば、シードとペレット

お迎え後しばらくの間はシードだけを食べさせていたんですが、最近はペレットもケージ内に設置しています。

食べる量としてはシードの方が多いものの、毎日ペレットも美味しそうにボリポリ食べている様子です。

それぞれ長短のあるシードとペレットを両方を与えることで、バランスの良い食事をさせたいと思っています。

あなたのオカメインコはどんなご飯を食べていますか?

 

シードとペレット、それぞれの長所と短所とは?

シード

ヒエ、アワ、キビ、カナリーシードの4種をベースにした雑穀(シード)のミックス。

自然界のエサに近いので、好んで食べる鳥が多いのが長所。

また、クチバシで皮をむいて食べることが鳥にとっては楽しく、ストレスの解消にもつながります。

短所としては、鳥が自分の好きなシードばかりを選り好みして食べることもあるため、その場合、栄養のバランスが偏ってしまいます。

不足する栄養分を補うため、副食やサプリメントを与えるのがベター。

ペレット

鳥に必要な栄養を考えて作られた総合栄養食。

長所は、バランスよく栄養を摂取できること。副食やサプリメントを与えなくても十分に栄養をとることができます。

ただ、鳥の嗜好性が低いペレットが多いのが難点。気に入らないペレットだと、全然食べてくれないことも。

また、現在日本で流通しているペレットの多くは外国製であるため入手が困難になるリスクも皆無ではなく、そのような事態に備えて、複数のメーカーのペレットに慣れさせておくことを薦める飼育書もあります。

 

オカメインコ向けのシードミックス

一般的にオカメインコ用(もしくは中型インコ用)として販売されているシードミックスは、文鳥やセキセイインコなど小型鳥用のものと比べると、ひまわりや麻の実やサフラワーなどのオイルシードがやや多めに配合されています。

「バードモアブレンド オカメ&中型インコ用」

現在のところ、我が家のオカメインコが食べているのは、これです。

オイルシードの量が控えめなので、低脂肪でヘルシー

また、乾燥野菜(小松菜とにんじん)と牡蠣殻も入っていて、シードミックスとしては栄養バランスの良い食事が出来ます。

前に食べさせていた「マニア 中型インコ専用」よりも、うちのオカメは好んで食べるようだったので、当面はこのシードミックスを中心にすることにしました。

原材料 玄ひえ、白きび、皮付あわ、カナリーシード、サフラワー、赤きび、赤あわ、ひまわり、麻の実、そばの実、皮付えん麦、なたね、乾燥小松菜、乾燥にんじん、牡蠣殻
標準成分 蛋白質:11.0%以上、脂肪:6.4%以上、繊維:8.1%以下、灰分:5.2%以下、炭酸カルシウム:4.7%以下
製造 関根鳥獣店

 

「ナチュラルラックス 中型インコブレンド」

我が家のオカメインコの食いつきが今までで一番良かったのが、このシードミックスです。

大粒のオイルシードが沢山入っていて、見た目にも美味しそう

また、シードの種類が豊富なので、色んな味や食感を楽しむことができます
我が家のオカメインコは、初めてこれを食べたとき、ポップライスの食感を面白がっている様子でした。

ただ、脂肪分が高いので、毎日与えるのは少し心配。おやつとして時々与える程度にしておこうかな、と思っています。

健康維持に効果的なアミノ酸が添加されているのも、この「ナチュラルラックス」シリーズの特徴です。

原材料 麻の実、カナリーシード、ヒマワリ、赤ひえ、サフラワー、玄きび、赤きび、青米、トウモロコシ、大麦、黒ヒマワリ、大根の種、玄米ポップ、ムキシード、アミノ酸
標準成分 蛋白質:12.88%、脂質:13.11%、炭水化物:58.33%、灰分:2.14%、水分:13.36%、その他:0.18%
製造 ピーツー・アンド・アソシエイツ株式会社

 

「マニア 中型インコ専用」

定番のオカメインコ用シードミックス。
多くのペットショップが扱っている商品なので、入手しやすいのがありがたいですね。

このシードミックスは、シードだけではなく、野菜顆粒やフルーツ顆粒なども入っているのが特徴。シードだけでは不足する栄養をとることができます。

ただ、オーツ麦がわざわざ緑色に着色されているのが不自然な印象で、私としてはややマイナス評価。
「保存料・着色料無添加」とパッケージには明記されているので、野菜由来の緑色なのだろうとは思いますが。

我が家のオカメインコは、お迎えして間もない頃これを食べていましたが、「バードモアブレンド」の方が好みのようだったので、切り換えました。

原材料 ヒエ、ムキオート麦、シード、赤キビ、キビ、ヒマワリの種小粒、アワ、サフラワー、麻の実、ソバの実、ニガーシード、エン麦、ボレー粉、野菜顆粒(ケール、大麦若葉、モロヘイヤ、カボチャ、ニンジン、チンゲン菜)、フルーツ顆粒(イチゴ、リンゴ、バナナ)、ビール酵母、オリゴ糖、クロレラ、トウガラシ
製造 黒瀬ペットフード

 

オカメインコ向けのペレット

鳥用ペレットとして最も多く流通しているのが、外国製(主にアメリカ製)のもの。

我が家では、ハリソンのペレットと、ラフィーバのペレットを食べさせています。

「アダルトライフタイム ファイン」

今まで私が一緒に暮らしてきた鳥たちの間で、概して人気が高かったのは、ハリソンの「アダルトライフタイム」シリーズ。

ペレットはシードと比べて鳥さんの嗜好性が低いと言われますが、ハリソンのペレットなら好んで食べてくれる子が多いんですよね。

そこで、新入りのオカメインコにも食べさせてみたところ、すぐ気に入って食べてくれました。

ハリソンのペレットは、USDA(米国農務省)によるオーガニック認証を受けた完全有機栽培の原料だけから作られています

農薬、保存料、人工着色料、人工香料、人工甘味料が使われていないので、安心して愛鳥に食べさせることができます。

以前は、ハリソンのペレットは動物病院に行かなければ手に入らなかったのですが、最近ではネットで簡単に入手することができるようになりました。

粒のサイズは「マッシュ」「スーパーファイン」「ファイン」「コース」の4種があり、オカメインコには「ファイン」(直径約3~4mm)がぴったりです。

原材料 有機成分認定
挽き割り黄トウモロコシ、挽き割りハダカムギ、ムキアワ、挽き割り大豆、挽き割りピーナッツ、挽き割りひまわりの種、挽き割りレンズ豆、挽き割りグリーンピース、挽き割り焙煎オーツ麦、挽き割りアルファルファ、挽き割り米、チアシード、炭酸カルシウム、モンモリロナイト粘土、ビタミンEサプリメント、挽き割り乾燥海藻、ひまわり油、天然混合トコフェロール、レシチン、ローズマリー抽出エキス、藻類、ビタミンAサプリメント、ビタミンD3サプリメント、Dl-α酢酸トコフェロール、ビタミンB12サプリメント、リボフラビンサプリメント、d-カルシウムパントテン酸、ナイアシンサプリメント、塩酸ピリドキシン、D-ビオチン、硝酸チアミン、葉酸、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、亜セレン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、植物油
標準成分 タンパク質:(min.)14%、脂肪分:(min.)6%、繊維質:(max.)4,5%、水分:(max.)10%
製造 HBD INTERNATIONAL Inc.

 

「プレミアムデイリーダイエット オカメインコ」

うちの歴代の鳥たちの間で、ハリソンと並んで人気があるのが、ラフィーバのペレット「プレミアムデイリーダイエット」シリーズ。

我が家の新入りオカメインコは、これもすぐに気に入って食べてくれました。

遺伝子組み換えされていない天然成分に、必須ビタミンやミネラル、必須アミノ酸などを添加して作られており、保存料や着色料が使用されていない自然志向のペレット。

免疫機能を向上させるオメガ3とオメガ6がバランスよく含まれているのも特徴です。

サイズは6種ありますが、オカメインコ用は長さ約1cmの円筒型。

ハリソンのペレットと比べると食感が柔らかめで、齧るとすぐにモロモロと崩れます。

毎日の食生活に変化をつけてあげるために、我が家ではペレットはハリソンをメインにしつつ、ラフィーバも時々食べさせることにしました。

原材料 挽き割りとうもろこし、大豆ミール、小麦粉、挽き割りオート麦、さとうきび糖蜜、乾燥全卵、キャノーラ油、第二リン酸カルシウム、粉石灰石、食卓塩、クエン酸、DLメチオニン、L-リジン、ビタミンA群、ビタミンD3群、ビタミンE群、アスコルビン酸、メナジオン亜硫酸水素ナトリウム、ナイアシン、カルシウム、パントテン酸塩、リボフラビン、硝酸チアミン、ピリドキシン塩酸塩、ビタミンB12、葉酸、銅リジン、塩化コリン、酸化亜鉛、酸化マンガン、混合トコフェロール、ビオチン、セレニウム
標準成分 蛋白質:16.0%、脂肪:5.0%、繊維:3.0%、水分:10.5%、オメガ3脂肪酸:0.27%、オメガ6脂肪酸:1.97%
製造 Lafeber Co.

 

その他のペレット

ペレットは他社からも色んな種類のものが販売されています。

メジャーなところでいうと、ラウディブッシュの「デイリーメンテナンス」シリーズ、ズプリームの「ナチュラルプレミアムダイエット」シリーズがありますが、我が家の歴代の鳥たちの間では人気がなく、ほとんど食べてくれませんでした。

それで、新入りのオカメインコにはまだ与えていません。

鳥が病気になった時などに動物病院で処方される療法食のペレットは、たいていラウディブッシュのものなので、いざという時のためには、ラウディブッシュのペレットの味に慣れさせておくと安心かとは思います。

以前、腎臓機能が低下したサザナミインコのために病院で処方されたラウディブッシュのペレット「フォーミュラAK」。残念ながら、全然食べてくれませんでした。

 

ちなみに我が家では着色したペレットは一切食べさせない方針です。

見た目が刺激的で、鳥の興味を引くものであっても、健康に悪影響がないのかという点が少し気掛かりなので、無着色ペレットだけを選ぶことにしています。

また後日、新たな鳥ごはんを試したら、追記しますね!